ピサヌローク出身バンコク住在 30代♀

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 彼氏と車でピサヌローク県にある実家からバンコクに戻ってくる時の話。ピサヌロークからバンコクに行くにはピジット県を通らなければならない。夕方5時前にピサヌローク市を出て、6時の黄昏どきにピジット県境に入る。そのピジット県の道を走っていたとき、何もないはずなのに彼氏がヘッドライトを何度もパッシングさせていた。彼氏には少し霊感があり、ピジット県のその道は出ると有名だったので、何が見えているのかはある程度、検討がついた。ピジット県を出てから話を聞いてみると、やはり幽霊だった。

 どうやら車を走らせていると、進行方向の道路わきを自転車が走っていたのが見えたらしい。こちらは車なので当然、その自転車にすぐさま近づく。しかし、自転車のすぐ目の前まで近づいたものの、なぜか追い越せない。120キロまでスピードを上げたが、どうしても追い越せない。自転車はそもそも120キロもの速度を出せるわけがない。見間違いかと思い、何度もヘッドライトをパッシングさせて確認したが、その自転車はやはり、バイクなどではなくどう見てもママチャリ。しかも漕いでいたのは歳をとったおじいちゃん! 人間じゃない!

 しばらくして、ママチャリとそれをこいでいたおじいちゃんはパッと消えたらしい。ピジット県の道は古代、戦場だったらしい。馬に乗った首なし戦士の幽霊が出るといったうわさも聞いたことがある。彼氏が見たのは戦士とは程遠いヨボヨボのおじいちゃんだったけれど……。