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ピサヌローク出身 ♀20代後半

 その日は海外から親戚が遊びに来ていたので、大人たちは遅くまで雑談を楽しんでいた。幼稚園生だった私だけ先に寝ることになった。

 ベッドの横には網戸のついた窓が3枚並んでいて、いつもその窓を開けて寝ていた。その日、私がベッドの上に寝転がって窓の方に目をやると、白い服を着た人影が窓の端からすっと現れた。性別も判別できないくらいモヤモヤした影だった。その影はゆっくりと歩き出し、1枚目、2枚目、そして3枚目と窓通り過ぎて、ちょうど私の頭のところに立ち止まった。立ち止まった瞬間、その影はパッと消えていった。

 パニックになった私は飛び起きて大人たちのいるところへ駆けつけた。その夜は大人たちが寝るのを待って、窓から一番離れたところに寝た。