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 私の身の上に起こった不思議な出来事。

 夢の中で私はある光景を眺めていた。海を浮き輪でぷかぷかと浮いている男の子2人。額にはそれぞれ数字が書いてあった。1人は13。もう1人は16。遠くから眺めていると、私の後ろの方から大男が現れた。大男は2メートルくらい背が高くて、全身真っ黒。真っ黒というのは肌の色ではなく目や口を含む体全体のこと。大男は私の横に立つと、
「大きい奴はいらない。俺は小さい方がいい」。
と繰り返し私に語りかけてきた。

はっと目が覚めると金縛りになっていた。そして目の前には夢で見た大男が空中に浮いていた。
「大きい奴はいらない。俺は小さい方がいい」。
再び繰り返す男。
「なんで私に言うんだよ。私に言ってもしょうがないだろ」。
と心の中で疑問に思った。

 いつの間にか、また眠りに落ちた。朝目が覚めると家族や親戚になにか起こらないか焦り始めた。親戚たちに片っ端から電話をかけてみると、遠い親戚2人が最近ごろ川に落ちていたことが分かった。1人は16歳で、足が滑って川に落ちたけど特にケガもなくすぐ川から上がった。もう1人は13歳で、川に落ちて溺れていたところを漁師に助けられ、何とか助かったのだと。その13歳の子によると、溺れていたときに生首追っかけられていたのだという。

 あの夢と大男は何だったのか分からないけど、川に落ちた親戚2人が無事で本当によかった。