バンコク在住 25歳♀

 私のお父さんは建設エンジニアで、現場確認のためによく建設中の物件を訪れます。ある日、1人で担当している物件の見回りを終え、帰ろうとしていたときです。ドアノブに手をかけると、後ろで物音がしたので父は振り返りました。何もありませんでした。気を取り直してドアの方を向き直した瞬間、硬直しました。視界の端に血だらけの男が見えました。息する音が聞こえるほど、男は父に接近していたそうです。父はできるだけ落ち着きを保ち、男の方を向かず、何も見えない振りをしてビルを立ち去りました。

 建設中に事故で死者が出ることも珍しくなく、霊的なものを感じるのはたびたびあったとそうですが、これほど怖いと思ったことはなかったそうです。

20200323-001