20171116

♂19歳 チェンマイ出身バンコク在住

 僕が小学4年生のときの恐ろし出来事。その夜は旧正月で親戚一同がおじいちゃんの家に集まり、夜遅くまで祝福をしていた。僕は歳の近い従兄弟4~5人と集まって真夜中にかくれんぼをすることにした。じゃんけんで負けて僕が鬼になった。15分程度でほぼ全員見つけられたが、たった1人、一番年下の従兄弟が見つからない。みんなで手分けして探し回ったが、どうしても見つからなかった。

 怒られるのが怖くて、できれば大人達には知られたくなかったが、もうそんなこと言っていられない状況になったので、正直に話した。もちろん怒られた。大人達と一緒に探したがそれでも見つからなくて、しまいには村のみんなで探すくらいの大騒ぎになった。

 何時間も探し回って、朝方4時にやっとその子がバナナ畑にいるところを見つけた。僕には不思議だった。なぜならそのバナナ畑は家のすぐ近くにあって、何度も探した場所だ。その子がかくれんぼの途中で隠れる場所を転々と変えていたのかなと思い聞いてみたら、
「ううん、ずっとここに隠れてたよ」
とその子が答えた。僕はゾッとした。みんなで少なくとも3時間は探し回ったのに、その子には10分くらいにしか感じられなかったようだ。
 
 タイにはバナナの木に、「ピーターニー」という緑色の民族衣装を着たお化けが宿リ、バナナ畑に迷い込んだ人を神隠しするという都市伝説がある。もしかしたら、これもピーターニーの仕業なのかも知れない。