20171121

 タイは10月下旬に雨期が明け、11月になれば乾期でほとんど晴れ、気温も多少下がる。12月下旬になれば朝夕肌寒い日も多く、年末年始辺りからまた気温が上がってきて暑期となる。3~4月は猛暑、5月も終わり近くになると雨が増え始め、6月には雨期に入る。

 今年の11月は雨が多い。10月下旬に雨期明けが宣言されたにもかかわらず、ベトナム辺りに台風が近づいており、タイにも雨雲が伸びている。土砂降りにもなる結構な雨量だ。

 ただ、「乾期なのに雨」と口にするタイ人はほとんどいない。日本人とか外国人とか、そういったことを話題にするのは地元タイ人以外。例年と異なる気候であっても、それは特別なことではない。「11月は乾期」というガイドブック辺りで仕入れた知識だけを元に生活しているから、その知識から外れた事態の発生は受け入れがたいのではないだろう。

 生活の中で気候を感じる地元タイ人は、乾期に雨が降っても不思議ではない。そんな年は以前にいくらでもあったのだろう。日本で真冬、気温が春先並みに上がる日が続いても、日本人なら「そんな年もあるでしょう」と気にしない。それと同じ。

 バンコク都心、日系企業が入居する立派なビルを訪れ、何気なく裏に回ってみたらバナナの木が生えた、二昔前の雰囲気の雑踏な路地が伸びていた。そこで土砂降りに降られ、しばらく止まないなと思っていたら、3分で晴れ間に変わった。