20171202

 タイで乾期になって朝夕が涼しくなると、その辺の空き地にやってくる移動遊園地&露店&屋台。その中に必ずといっていいほどあるのが、数字合わせ。これも「くじ」というのだろうか。単語を思い出せない。水槽の中にプラスチックのたまごが浮かんでいて、それを網ですくう。「たまごすくい」。

 中に数字が書かれた紙切れが入っていて、その数字の品物と交換できる。必ず何かと交換できるのでタイトルにあるような空くじではないけれど、並んでいる中で一番の安物しかもらったことがない。ハエたたきとか、孫の手とか、食器用洗剤とか、プラスチックのカゴとか、湿気た菓子とか、そんなものばかり。周りの人もそんなものをもらって帰っていく。1たまご20B(60円ほど)。高くはないけど、安くもない。

 でも景品棚には、相当時代遅れのデザインだけどテレビとか、メーカー不明だけど扇風機とか、武骨なデザインで見るからに中国製だけど自転車とか、それでも豪華といえば豪華な品々が並んでいる。たまにアイフォーンとかも、これ見よがしに。でもそれらを当てた人を見たことはなく、空くじ同然だと思う。と書きながら、何年も前に扇風機か何かを当てた人を見たことがあった。

 そんな時代遅れのテレビやメーカー不明な扇風機を欲しいわけでもなく、たまごをすくうという行為が楽しいわけでもないのだろうけど、みんな何となくやっている。